ソウルの富の中心。韓国ブランドが旗を立てる場所
昔からの富裕層が住む、ソウルのど真ん中。それでいて隣の梨泰院より静かで、旗艦店とそれを追うカフェが並ぶ路地をゆっくり歩ける。韓国のブランドにとって、漢南(ハンナム)に店を出すのはひとつの到達点 — 「成功した」と言うのとほぼ同じ意味だ。聖水と並んで、ソウルのセンスを決めている街。
写真なし、星の評価なし — 友達に話すことだけ。ソウルに住んでる僕が実際に通う場所が、この街に86か所。
ガイドを開く歩く順で見るなら: 漢南の散歩コース。
韓国私立美術館の頂点。ボッタ、ヌーヴェル、コールハースの3棟で、常設は無料。
ニューヨークのペースのソウル版。ヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を獲ったチョ・ミンスク設計のビルに、切れ味のいい展示が入る。
上質な生地にきれいなシルエット。韓国ウィメンズウェアで必ず候補に挙がる名前。
ひとさじのウィットが効いたユニセックスカジュアル。楽で、普段着としてきちんと作られてる。
静かなデザインと本革、良心的な値付けのソウルのレザーブランド。バッグ、靴、小物。
働く人のための韓国の服で、モットーは「オーガナイズド・コンフォート」。特にシャツが冴えてる。僕もかなり持ってる。
サムスン物産のファッションセレクトショップ。韓国と海外のレーベルがひとつ屋根の下、ポップアップも絶えない。
NewJeansが有名にしたアイウェア。羽のように軽いエアシリーズはアジアンフィットで、K-POP界隈に広がった。
ハイエンドの輸入セレクト。日本や海外のレアなデザイナーを「未完の美」の目で集めて、セレブがお忍びで来る。
韓国のリネンとコットンのベーシック。着やすくて、財布にもやさしい。Tシャツは何枚も買い足してきた。
90年代に寄せた、遊び心のある普段使いのバッグを適正価格で。名前は『リプリー』のマージ・シャーウッドから。
マーティンキムやデパウンドみたいな旬の韓国レーベルが6フロア、最上階にはボナンザコーヒー。
元フリーマドンナのデザイナーによる、柔らかいトーンのユニセックス日常着。若い層に強い。
僕が特に好きな韓国ブランド — クリーンで端正、生地は上質なのに中価格帯。秋冬がとりわけ強い。
丈夫で長く着られる韓国メンズウェア、「ラフだが繊細」。使い回せる色と型。トラウザーは何本も履いてきた。
韓国で社会現象になったフラワープリント。大輪のフラワーTシャツが、誰もが知ってる一枚。
香りが主役のボディケア。使い心地のわりに値段はずっと手頃で、タンバリンズと並ぶ韓国最高峰。
ジェントルモンスターのフレグランスハウス。3フロアの漢南フラッグシップは、店であると同時にインスタレーション。
スケートとアンダーグラウンドに根を張った、韓国ストリートのセレクトショップ。ステューシーやブレインデッドが並ぶ。
韓国の新興フレグランス&ボディブランド。五感で味わうための空間で、「NONFICTION」が好きなら、ここも。
研ぎ澄まされた韓国ストリートウェア — エメレオンドレ級のクオリティを、普段使いの服で。
長く使うために選ばれた、工芸寄りのテーブルウェアとカップと小さなオブジェ。品数はオンライン、見るならこの店。
茶、チャイ、テ(thé)。3つをひとつにした名前のとおり、茶と菓子のテイスティングでも3つが溶け合う。
本格派のデザートブランドが作るジェラート、漢南の定番。開店当時のうまさは衝撃的で、いまも通ってる。
デパウンドの漢南ショールーム。主張しすぎないレザーバッグで知られる韓国ウィメンズレーベル。
一点ごとに固有の番号が刻まれるコンテンポラリージュエリー。アイドルの手元で見たことがあるはず。
アシンメトリーの裁断と、バランスを崩したシルエット。抑えめだが遊び心がある。旧The Open Product。
アモーメント初のアクティブウェアライン。ジムでも街でも通るスウェットと楽な服。
構築的で、さりげなくエレガントなウィメンズウェア。先に海外で名を上げた、外国の友人が一番反応するレーベル。
ルメールのアジア初フラッグシップ — 大使館路の脇の、見事に改装された家にパリのレーベルが入った。
僕が友人を特によく連れて行く店。自然素材の工芸、陶磁器、服を扱うコンセプトストア兼ギャラリー。
実際に着られる、ヴィンテージの気配を残した抑えめのテーラリング。国内外で確かな支持を集める韓国のデザイナーズブランド。
静かでコンテンポラリーなウィメンズのフラッグシップ。カフェコーナー付きで、ラックを見る合間にコーヒーで一息つける。
ソウルのアインシュペナー御三家に数えられる店。アイスのクリームコーヒーが正解。
胡麻、黒胡麻、コーヒーといった味で揃える、モダンで上等な薬菓(ヤックァ、蜂蜜の伝統菓子)。
韓国で一番知られたコーヒーYouTuberが開いた店。国中のスペシャルティロースターを選んで並べる。ラテに散財を。
町の小さなパン屋で、全部うまい。頼むのはいつもリリオンサンド: バゲット、バター、林檎ジャム。
僕が漢南で一番通ってるカフェ — 最上級のスペシャルティ豆と、一杯を二杯に分けるフライトのメニュー。
キャラメルバー、フィナンシェ、クッキーボックスが並ぶハイエンドのデザートブティック。空間が見事だ。
本気で好きなロースタリー。ただここは誰もが流れ着く支店で、漢南ならほかにいくらでもカフェがある。
マドレーヌの専門店。クラシックからクレームブリュレまで、ショーケースにフレーバーが並ぶ。甘いもの好きの、長年の定番。
カクテルか茶と合わせるデザートを、目の前のバーで盛り付ける。季節仕立ての作品のような一皿は、ほかとはひと味違う。
小さくて洒落た、季節のクレープを軸にした店。茶とコーヒーもちゃんとしてる。
漢南10年の定番 — ドイツのボナンザコーヒーをここに持ち込んだ店。近くに住んでた頃の通い先。
朝7時半からブランチをやってる、ソウルでも数少ない店のひとつ。オーストラリア式で、全部うまい。
パン職人も一目置く第一世代のマイスターが焼く、ハードクラストの食事パン。龍山(ヨンサン)では、いちばん古くからの人気店。
パリのピエール・エルメで働いていたシェフのフランス菓子。
ヴィンテージカーを中に停めた、ガレージ改装のカフェ。お目当ては雰囲気の方。
惚れ込んでるロースタリーカフェが漢南に — たぶんソウルで一番セレブに出くわしやすい場所でもある。
ちゃんとイタリア式のジェラート。フレーバーは入れ替わり制で、外れを引いたことがない。
数年前にみんなが投稿してたバーガー。いまも悪くない — ただ、食べるなら解放村(ヘバンチョン)まで行く。
大きくて涼しい、企業系のベーカリーホール。猛暑には本気で助かる。ただ漢南では、パンは職人から買いたい。
もち米と韓方ハーブを詰めた、韓国式のロティサリーチキン。ひとり一羽とビールが、するっと入る。
まだ行けてない。野菜が主役の漢南のブランチカフェで、完全な菜食ではない。名物は揚げ山芋と聞いてる。
24時間いつでも食べられる豚の背骨鍋。深夜3時にはクラバーとDJと、ご機嫌な酔っ払いで埋まる。並ぶ価値がある。
まだ行けてない — 韓国のメンズウェアレーベルが漢南に構えた直営のフラッグシップ。
まだ行けてない — 韓国のストリートレーベルの漢南店。
まだ行けてない — 布を日に晒して褪せさせる手法で知られるテーラー、ジヨンキムのフラッグシップ。
韓国の食卓のための陶磁器 — 無骨で暗い色の飯碗と汁椀を、日々使うために。
韓国のいいレストランがテーブルで使ってる、あの陶磁器。
漢南で僕がいちばんよく行く韓国料理の店: すっきりと体にやさしい料理で、連れて行った外国の友だちはみんな気に入る。
イタリア人シェフによる郷土イタリアン、ミシュラン掲載。茄子の一皿は、正真正銘のベジタリアン料理。
韓国の決定版かもしれない極薄サムギョプサル — 焼いて、ねぎサラダを積んで、繰り返す。ソメク(焼酎のビール割り)のための味。
漢南のサラダ店では草分けの一軒で、何年も通ってきた。腹にたまる、盛りのいいボウル。
ジョンソンタンで知られる漢南の老舗。米軍基地の時代が残した、チーズとキャベツの濃い部隊チゲ。
よくできた釜飯で、誰の旅程にも載ってる。作りは日本寄りだから、勧めるのはパルクの方。
洒落た薪窯ピッツァとパスタの店で、何を頼んでもうまかった。肉なしで選ぶなら炭のマルゲリータ。
シチリア料理。パスタを数皿シェアして、肉なしで行くなら茄子のグラタン。
細部まで詰めたモダンなタコス。型どおりのものはひとつもなくて、見た目どおり味にもキレがある。
低温トンカツの最高峰。日本人客も認める味で、待ちは常にある。
鮮魚に強い韓国式の居酒屋 — 酒を片手に食べるのが好きなら行く店。
ソウルのヴィーガンでは指折りの一軒。肩の力は抜けてるのに様になる。フムスと発酵エードを。
地元の人が通う炭火焼肉の店。肉が良くて店も広い。チュムルロク(タレ揉みの焼肉)は小さな赤いかごに入って出てくる。
自家菜園の野菜を軸にしたヨーロッパ料理。季節仕立てで気取らず、しつらえはミニマル。
小さなフレンチ兼自然派ワインのバー。江華島(カンファド)の自分の畑から、季節の皿を作る。
昼はコーヒー、夜は明かりを絞ったカクテルバーに変わる店。遅い時間のゆるい一杯にいい。
ワールドクラス韓国大会の元王者が立つ、小さなカウンターバー。きちんと作られたクラシックを飲みに。
静かな路地の地下のスコッチバー — 好みを告げれば、それに合わせて注いでくれる。
薄暗い小さな洞窟に500本あまりのウイスキー、奥には秘密の部屋。選ぶときは店の人が助けてくれる。
熟成刺身と小皿を酒に合わせる、こぢんまりした和とフレンチの居酒屋。腰を据えた夕食のための店。
蝋燭の明かりの、気楽なウイスキーバー — 担々麺みたいな韓国式中華のつまみと合わせてくる。
1930年代の上海の列車に仕立てたカクテルバー。Asia's 50 Bestの「One to Watch」。
Stoned Magazine発の、ヴァイナルとハウスのDJバー。宵のうちはゆるく、夜が更けるとすっかりクラブになる。
1976年から続く韓国最古のジャズクラブ — 梨泰院で毎晩ライブが鳴ってる。
1920年代ハーレムを思わせるジャズバー、サウンズハンナムの5階。ライブを聴きながら、片手に一杯。
いまのソウルで特に勢いのある飲食ブランド、WILDDUCK & CANTEEN発のブランチ。気取らない皿にヒップスターの客層。
狙い目と入り方はガイドの中にある — 行列が短い時間帯、入り口でのコツ、韓国の電話番号がいる予約まで。
北村・安国はエリアまるごと無料。払う前に、僕を信用できるか確かめられる。
ソウルを、場面ごとに: 朝早くから · ひとりで · ベジタリアン · 深夜まで · 眺めのいい場所 · デートで
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